初めてでも大丈夫!お重にお節を詰めるやり方やコツ・ポイント
お重にお節を詰めるのは難しそうなイメージがありますが、難しい型式にとらわれずに詰めても問題ないため意外と簡単です。
現代では三段重のお重を使ってお節を詰めていきますが、コツやポイントをしっかり抑えておけば、初めての方も簡単に綺麗にお節を盛り付けることができます。
今回は、お重にお節を盛り付けるやり方や、お節を長持ちさせるコツなどをご紹介いたします。
初めてでも簡単!お重にお節を詰めるやり方
お重にお節を詰める時は地域差がありますが、一般的には以下のように盛り付けていきます。
・1段目(壱の重):祝い肴・口取り
・2段目(弐の重):酢の物・焼き物
・3段目(参の重):煮しめ(煮物)
1段目の祝い肴と口取りとは、お酒のおつまみになるお節のことです。
関東では黒豆や数の子・ごまめ。
関西では黒豆やごまめ、数の子、たたきごぼうを盛り付けることが多く、口取りでは紅白かまぼこや伊達巻、昆布巻き、栗きんとんなど甘いものを中心に盛り付けます。
2段目に酢の物やメインとなる焼き魚を盛り付け、3段目に山の幸を詰め込んだ煮物を盛り付けます。
1〜3段目に何を入れればいいのかわかれば、あとは盛り付けていくだけです。
伝統的な盛り付けのルール
盛り付ける時の伝統的なルールとして、1段目に詰める品数は3、5、7などの奇数にします。
偶数は「割り切れる数」なので、「別れ」を連想させることから、新年早々縁起が悪いとされているからです。
他にも、「右紅左白」にならって、右側に紅白かまぼこを盛り付けるなどして、右を華やかにするようにしましょう。
綺麗に盛り付けるコツ
盛り付けのルールがわかったら、あとはお重に盛り付けながら詰めてお節の完成です。
「田の字」や「市松」など、お重に詰めたお節には伝統的な詰め方がありますが、初めてお節をお重に詰める方はそこまで難しく考える必要はありません。
1.奥から手前に向かって詰めていく
2.形がしっかりとしたものから先に詰めて位置を固定する
3.具材の高さを揃える
4.厚みがないものは重ねる
5.魚や海老は頭を左に向ける
上のようなコツを覚えておくと、初めてお重にお節を詰める方も綺麗に盛り付けることができます。
そのまま盛り付けるだけでなく、お弁当用カップやバランなどを使用することで、煮汁が漏れたり、味が移ることを防ぐことができます。
また飾り葉や薬味を散らしてアクセントにすることで、お重を開けた時の印象がとても美しくなります。
お節の保存方法
現代ではプラスチック製の安価なお重が販売されていますが、一度で食べきれないおせち料理は清潔に保存できるお重に保管するのが理想的です。
例えば漆(うるし)のお重は、漆が持つ抗菌作用によって衛生的にお節料理を保存することができます。
漆などの抗菌作用のあるお重に詰めたお節は長持ちしますが、一般的におせち料理は2〜7日間以内に食べきることが理想です。
黒豆など煮物類は、作り終えた後にもう一度火を通すことで長く日持ちさせることができ、数の子などは外気に触れないようにラップや密閉容器に保存することで長持ちします。
日持ちしない栗きんとんなどは砂糖を多めに加えて作るか、レモン汁を少々加えて作ることで4日程度日持ちさせることが可能です。
お正月以外にも使えるお重の活用方法
「せっかくお正月にむけてお重を買っても、結局使うのはお節を盛り付ける時だけ」
このように感じて、お節をお重に盛り付けるのをやめてしまう方も多いですが、お重はお節以外にも様々な活用方法があります。
例えば、来客時にお茶菓子を出す時にお重に詰めて出すことができます。
3段全てを使わなくても、1段だけお重を使うということもできるので、お茶菓子だけでなく食品の保存にもおすすめ。
また、子供の運動会などのイベントごとや、ピクニックなどでお重にお弁当を詰めることで、たくさんおかずやおにぎりなどを持っていくことができます。
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