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内熨斗(うちのし)と外熨斗(そとのし)、どっちがいいの?

内熨斗(うちのし)と外熨斗(そとのし)、どっちがいいの?

内熨斗(うちのし)は、お品物にかけ紙をかけてから、包装紙で包むことを言います。

外熨斗(そとのし)はその逆で、お品物を包装紙で包んだ後にかけ紙をかけることを言います。

では、どう使い分けるのがいいのでしょうか?

一般的によく使われるのは内熨斗ですが、外熨斗には「どういう名目で贈り物をしているか」ということがひと目でわかるメリットがあります。

包装紙で包んだ後に熨斗をかけるわけですから、そこには「御出産祝」とか「祝喜寿」など、表書きが見え贈り物の意味合いを伝えることができます。また贈り主が誰だかすぐに分かるというのも利点です。

そういったことを考え、贈り物をお相手に持っていく時や贈り物が一度にたくさん集まる時には、外熨斗にするのが適しています。たとえば引っ越しの挨拶やお年賀ギフトなどでは贈り主やギフトの目的がわかりやすいほうがいいので、外熨斗にするのが一般的です。

では内熨斗はと言うと、包装紙に熨斗書きが覆われてしまうので表書きが見えません。

内熨斗は主に内祝いなどに用いられるのですが、そもそもの内祝いのルーツから説明する必要があります。

内祝いは、今でこそ「返礼品」という意味合いが強いですが、もとは「自分に祝い事があったのでそのお裾分けに」という日本古来の良き風土にあります。

つまり、内祝いは相手の慶事を祝う目的ではなく、自分の祝い事が中心でそのお裾分けということになるため、あくまでも「控えめに」というのがポイントなわけです。

そしてまた、宅配などで贈り物をする際に、配送中に熨斗が汚れたり破れたりしないように、内熨斗にするのが良いとされています。

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