【お正月におすすめ】日月 箔蒔絵 溜内朱 入子重【二段重】~日本の伝統工芸品
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上質な漆、材料にこだわり続けた職人技。
福井県鯖江市の越前漆器『粂治郎(くめじろう)』は、官公庁に選ばれた品も多数あり、品質の高さを物語っています。
伝統的な技法を継承しつつ、新たな取り組みも行っております。
日月 箔蒔絵 溜内朱 入子二段重箱が入荷致しました。
とっても華やかな重箱です。
普段使いや、特別な日の食卓に華を添えます。
サイズは【15.5×17.5×高さ12.3cm】
絵柄は、日月柄。
太陽と月をイメージした、人気の柄になります。
側面にも日月柄が続いています。
重箱の外側は、溜塗りとなります。
溜塗(ためぬり)とは
赤色で中塗りした上から半透明の黒色で上塗りをすることで、透漆を通して赤色が透けて見える塗り方を溜塗(ためぬり)と言います。
使い込むうちに漆が透けてきて、より赤色が見えるようになります。
重箱の内側は、朱色です。
お正月のおせち料理のほか、花見や運動会などのお弁当、お茶菓子を入れるのにも良いですね。
食べ終わった後は、一の重の中に二の重を入れて収納することが出来ます。
とってもコンパクトに収納できる、入れ子の二段重。便利ですね。
こちらの重箱は、お名前を入れることも可能です。
お正月用品として、また新たな門出をお祝いする結婚祝いや、新築祝いに最適ですね。
日本の伝統工芸を身近に感じられる重箱は、いかがでしょうか?
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越前漆器 粂治郎(くめじろう)とは
福井県鯖江市にある越前漆器の工房です。
片山町に居を構え1500年の伝統を受け継いでおります。
昔ながらの伝統製法(越前塗り)と質を守りつつ現代にも取り入れやすいデザインも追求しております。
越前漆器は、業務用漆器の国内生産の約80%を占めており、全国の旅館やレストランなどの飲食店で愛用されております。
もちろん粂治郎でも業務用途の注文を承っております。
越前漆器の特徴
漆が生活のすみずみに息づく越前福井。
越前漆器はそんな風土から生まれた伝統の技。
越前漆器の歴史は、約1500年前の古墳時代末期にあたる6世紀といわれております。
第26代継体天皇がまだ皇子の頃に、壊れた冠の修理を片山集落(現在の福井県鯖江市片山町)の塗師に命じた際に、
塗師が冠を漆で修理するとともに黒塗りの椀を献上した事から始まったといわれております。
上質な天然漆へのこだわり
天然漆は乾くのが遅いため、乾燥段階で比重の重いものが下に沈み、表には半透明の層ができます。
漆に独特のツヤや高級感があるのは透明の層で光が乱反射するためです。
粂治郎では上質な漆のみを厳選して使用しているため、深みと奥行きのある艶やかな仕上がりになっております。
良質な材料へのこだわり
粂治郎では漆だけでなく、すべての材料に上質なものを選んでおります。
例えば、蒔絵に使う純金粉や純銀粉は、他社と違って、金属粉は混ざり気のない物のみを使用しております。
職人の手作りへのこだわり
職人が1つ1つ、塗り、乾燥、蒔絵付け、磨き、全ての工程を手作業で行っております。
特に蒔絵は一色ずつしか蒔き込めず、蒔絵をしては漆を塗り乾かすという工程になり、色数が増えると工程数も時間もかかります。
熟練職人が時間と手間を惜しまず、1つ1つ丹精込めて手作りしているからこその味わいがある、粂治郎の漆器です。
磨き仕上げへのこだわり
通常の蒔絵は漆が乾きかけた時に表面にだけ粉を蒔きつけます。
表面にしか付かないため、少し磨いただけで粉がとれてしまい、光沢が出るまで磨けません。
粂治郎では漆が乾く早い段階で、蒔きつけて漆の奥まで粉が多く付くようしています。
これによって磨いた時により光沢のある輝きになります。